十五夜と対になってる十三夜の月
十五夜の次に美しいとされているのが十三夜の月です。
十三夜の月は「栗名月」や「豆名月」といわれ、お供え物として、栗や豆が備えられます。
しかし、地方によっては「中秋の名月」の後ということで、「後の月」や「小麦の名月」と呼ぶ地方もあるようです。
また、曇りがちな十五夜に対して、晴れることが多い十三夜、そのため「十三夜に曇りなし」という言葉もあるそうです。
2012年 | 10月27日 | 土曜日 |
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2013年 | 10月17日 | 木曜日 |
2014年 | 10月6日 | 月曜日 |
2014年 | 11月5日 | 水曜日 |
2015年 | 10月25日 | 日曜日 |
どちらか1つの月見は縁起が悪い?
本来はこの2つの名月を共に祝うことが正しいお月見で、片方だけ祝うのを、「片月見」とよばれ、禍などが来る、縁起が良くないものと言われています。
この説は江戸時代、吉原の客寄せの一環として生まれたという説もあります。
当時遊女の間では、十五夜、十三夜どちらもみないと縁起が悪く、片方の月見しかしない客は「片月見」として嫌われていました。
というのも、中秋の名月を吉原で過ごした場合、片月見をを避けるために、十三夜の月も吉原に出向かないと行けない。
十五夜に来た有力な客を誘う為の遊郭での風習だったのである。
肉眼ではなかなか分かりませんが、十五夜の時の月に比べ、十三夜の月は満月になる少し手前の月なので、満月湯折茂少しだけ欠けた月になっているようです。