月の世界のかぐや姫

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竹取物語 〜十五夜に最適な物語

昔、竹を取ってそれをもとに生活をしている翁とその妻がいた。
ある月の綺麗な夜、翁が竹林に行くと光り輝く竹を見つけた。恐る恐る中を見ると、中にはわずか9cm程の珠のように可愛らしい女の子がいた。

 

子供のいない翁夫婦はたいそう喜び、この女の子を「自分の子として育てた。時が過ぎ、娘はさらに輝くように美しく成長していった。

 

どんなに暗い所にでも光に充ちあふれさせるほど魅力的な大人に成長した娘は「なよ竹のかぐや姫」と名付けられた。

 

美しいかぐや姫のうわさは瞬く間に世間に広がり、世の男たちは、一目その美しい姫を見てみたいと、竹取りの翁の家の周りはいつもかぐや姫を見たいという男たちで取り囲まれるほどであった。

 

いつ来ても会えない姫に、次々と諦めていくものたちの中で、5人の恋愛の達人と呼ばれる諦めの悪い上流貴族の子弟等が最後まで残った。それが、

 

右大臣阿倍御主人
車持皇子
石作皇子
大納言大伴御行
中納言石上麻呂

 

の5人である。

 

結婚を勧めてみる翁に、「大した容姿でもなく、私の事を良く分かっているわけでもない、そんな人と結婚して、浮気でもされたら悔むに悔やまれません。

 

そんなに私と結婚したいなら、彼らの真心とやらを見せてもらいましょう。どうか、彼らに伝えてください。

 

『私が欲しいものを持ってくることが出来れば、その人に嫁ぎましょう』と結婚する気なんてさらさらないかぐや姫、5人にそれぞれ、欲しいものを伝えた。

 

かぐや姫のイメージ

 

右大臣阿部御主人と火鼠の羽衣

右大臣阿部御主人は、遠く中国まで探し求め、唐の商人から大金を積んで「これぞ、皮衣」というものを購入したが、実際にかぐや姫の前で焼いてみるとあっけなく燃えてしまった。
このことより、やり遂げられないことを、右大臣阿部御主人の安部に因み「敢え無く」と言うようになった。

 

ちなみに、この火鼠の皮衣、現代でいうところの「アスベスト」と呼ばれる地中の鉱物が地殻変動や地熱で糸状になったもの。
エジプトやギリシャでは、紀元前2000年以上も昔から使われていたと言われている。

 




車持皇子と蓬莱の珠の枝

車持皇子は、密かに巨額の財産を投入して、かぐや姫が言われた通り、「根が銀、茎が金、実が真珠の木の枝」の自作の「蓬莱の珠の枝」を作った。

 

意気揚々とかぐや姫の所に見せに来た、車持皇子。

 

あまりの出来栄えに、「もしや、本物??」とかぐや姫本人までも思って諦めかけたとき、「金を払ってくれ!」と見知らぬ男たちが6名庭に入ってきて訴えた。
彼らこそ、この「蓬莱の珠の枝」を作った職人達だったのだ。

 

がっくりとする車持皇子の傍で、窮地をしのいだかぐや姫は、職人達に褒美をとらせた。

 

石作皇子と「仏の御石の鉢」

石作皇子が出されたのは、「仏の御石の鉢」。

 

実在するには、少なくとも天竺まで行く必要がある。海外に行くのは命がけと言われたこの時代、皇子は「偽物を作っても大丈夫だろう」と思い、大和の国の山寺から古い煤(すす)けた鉢を入手します。偽物を堂々と「仏の御石の鉢」と持っていく石作皇子。本物ならば光り輝いているはずの鉢をみて、「光っていないのはどういうことか?」と簡単にかぐや姫にウソがばれてしまった。

 

嘘がばれた、石作皇子は引き下がればいいものを、鉢を捨ててまた言い寄っていった。

 

このことから、厚かましく何度も言い寄る様子を「鉢(はち=恥)を捨てる」というようになったと言われている。

 

大納言大伴御行と龍の頸(くび)の珠

大納言大伴御行が出されたお題は、龍の頸(くび)の珠。

 

龍の頸にあると言われる珠は五色に光る美しい珠。
手に入れるため、巨額の私財を投じて船で探索するが、嵐に会い、漂流してしまう。

 

龍の呪いのためか、旅で腹はパンパンに腫れあがり、両目はまるで李(すもも)を2個くっつけたような酷い状態。龍の頸の珠を取りに行き、自分の両目に李のような珠を付けてきた大納言大伴御行、その目を見た人が「ああ、たべがたい」といった。

 

このことから理に合わないことを「堪へがたい=堪え難い」というようになりなった。

 

中納言石上麻呂と燕が生んだ子安貝

中納言石上麻呂は、わざわざ小屋の上に登って子安貝らしきものを掴むが、部下の持っていた縄が切れて転落し、運悪く腰骨を折ってしまう。

 

息も絶え絶えに、手のひらを見てみると、そこにあったのは、子安貝ではなく燕の古糞。散々な目に会い、手に入れたものは燕の糞と悲惨な状況の中、病気も併発して石上麻呂の体調はどんどん悪化し、最後には力尽きて亡くなってしまった。

 

これが、努力したにも関わらず上手くいかないことを「貝≒甲斐」で、
「努力の甲斐なし」などと使われるようになった。

 

月と真珠

 

そんなかぐや姫のうわさは都まで伝わっていたのだ。
しかしかぐや姫は帝にも会わない。「無理にお仕えしろというなら、消え失せてしまいましょう」とまで言っている。

 

決して姿を見せないかぐや姫に業を煮やした帝は、狩りの装いで不意を突いてかぐや姫の家に入った。

 

するとそこには、輝くばかりの美しい女性がいた。あまりの美しさに、心奪われた帝は、神輿に乗せて連れて行こうとするが、姫は一瞬のうちにあたかも光のように姿を消したのである。
人ではないと諦めた帝、せめて文通でもとその後文通をするようになる。

 

それから3年の時が過ぎた頃から、翁夫婦は、月を見て物思いにふけるかぐや姫の姿を見ることが多くなった。

 

八月の満月が近づいてくると、かぐや姫は激しく泣き出すようになった。
心配になった翁が理由を尋ねると「私は、月の世界の人間で、十五日には月の世界に帰らなければいけません。ほんの少し、こちらに居たのですが、月の世界でのわずかな時間はこちらでは、これほど長い年月を共に過ごすことになりました。もうさよならをしなければなりません」

 

愛しいかぐや姫を手放すものかと、翁は帝に頼みます。帝も決して返すものかと、姫の屋敷を兵士で取り囲もうとします。

 

別れの日、姫の屋敷にはおおよそ二千の兵が月からの使者を阻止しようと待ち構えていた。
皆が待ち構える中、いよいよ子の刻(真夜中頃)になると、家が光で包まれた。見上げると、大空から雲に乗った人々がゆっくりとこちらに向かって来る。
地上から1.5mのところまで来ると、その雲は止まった。

 

月とススキ


 

待ち構えていた兵たちは、力を奪われるように、皆膝をついてひれ伏すばかり。
体に全く力が入らない。その時、王と思われるものの声が雲の上から聞こえてきた。

 

かぐや姫は、天界で罪を作った。その罪を償わせるために、しばらくの間穢れた地上に下したのだ。そのおかげで、翁、お前はまるで別人のように金持ちになれた。
しかし、姫が罪を償う期間は過ぎた。早くかぐや姫をこちらに出せ」

 

「さあ、何をしているのです。早く出てきなさい、かぐや姫」そういうと、締め切られていた戸や格子が次々に開いていく。翁の妻嫗に抱きかかえられていたかぐや姫は、光に導かれるようにふらふらと外出て行った。

 

泣き崩れる翁と嫗の姿に、心を痛めたかぐや姫は、二人に手紙を書き置いた。

 

別れを惜しむかぐや姫に、天人が羽衣と不死の薬を持ってきた。
「穢い地上での食事で、さぞ気分が悪いでしょう」とかぐや姫に渡すと、姫はそれを僅かになめ、薬を手紙に添えて頭中将に渡した。

 

頭中将が受け取るのを確認した天女は、かぐや姫に羽衣を着せた。すると、今まで翁を愛おしく、離れたくないと思っていたかぐや姫は、その思いをすっと忘れてしまった。

 

この羽衣は人に対する気持ちを無くさせるものだったのだ。感情を失ったかぐや姫は、そのまま雲に乗り月の世界に帰って行った。

 

かぐや姫が去った後、帝はひどく悲しみ、大臣たちに「かぐや姫のいる天に一番近いのはどの山だ」とたずね、駿河の国にある山と聞くと、「あの人がいないこの世で、不死の薬などあって何になる。」とそれを駿河の国にある日本で一番高い山で焼くように命じた。

 

その命をうけた”つきの岩笠”という者が「士(つわもの)を大勢連れて山へ登った」。このことが「士に富む山=富士山」になり、その時に山頂につもっていた雪は決して溶けることのない万年雪になったと言われている。

 

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