世界のお月見
●中国(旧暦8月15日頃)9月14日〜16日
中国では、春節(旧正月)に次ぐ一大イベントで、「中秋節」と呼ばれており、祝祭事としてお月見しながら五穀豊穣をお祝いします。この日は祝日となるので、家族と離れて暮らしている人たちは実家へ戻り、家族団らんを味わいます。
日本では、お月見には「団子」が定番ですが、中国では、「月餅」を食べます。月餅を満月に見立てて、家族で切り分けて食べ、家族円満と健康を願います。
●韓国(旧暦8月15日頃)9月14日〜16日
韓国では、秋夕(チュソク)と呼ばれ3連休になります。親戚一同が集まり、先祖の墓参りをし、秋の収穫に感謝します。
お供え物は、蒸し器に松葉を敷いて蒸すということから「松餅(ソンピョン」と呼ばれる半月型のお餅です。
帰省ラッシュになりますので、この時期の韓国旅行は移動が大変です。
●ヨーロッパ
ヨーロッパでは、日本のようなお月見に値する儀式はないようなのですが、満月は不吉が悪いと考えられているようです。満月の日に、犯罪などが多発するといわれ、満月の夜に血がさわぎ、オオカミ男に変身する話もありますよね。
こうしてみると、お月見は、主にアジア圏で行われているようですね。